三峰川の堤防一部欠損 上伊那も大雨被害

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大雨による増水で損壊した三峰川の右岸堤防。堤防上のサイクリングジョギングロードは一部が崩れ落ちた=1日午後3時ごろ、伊那市美篶

上伊那地方は活発な梅雨前線の影響で6月30日から7月1日未明にかけて大雨となった。各地で河川が増水し、伊那市美篶下県の天竜川水系三峰川右岸では堤防が約200メートルにわたって欠損したほか、飯島町では農業用水があふれ、畑の土手の一部が崩れる被害が出た。現場では付近の道路を通行止めにして応急工事や土砂の撤去などを行っている。

国土交通省天竜川上流河川事務所や伊那市によると、三峰川の堤防欠損は1日午前8時前、住民から「堤防が一部無くなっている」と市に通報があった。現場は複合福祉施設みぶの里近くの市道三峰川右岸土地改良幹線(通称ナイスロード)南側。上流からの水の流れが堤防付近の土を削り、堤防上にある芹沢河原7号線(通称サイクリングジョギングロード)が流失した。

三峰川と市道は通常10メートル以上離れているが、堤防欠損により、川の流れは市道まで約3メートルに迫っている。国交省は欠損場所にコンクリートブロックを積み上げ、元の堤防の高さに戻す応急工事に入った。これに伴い、現場付近の市道は昼夜通行止めとなる。国交省は現段階で「応急工事は2日ほど要す」と見込む。

一方、飯島町では6月30日午後6時ごろ、赤坂地区で農業用水があふれ、畑の土手の一部が崩落し、付近にある住宅の玄関先まで土砂が流れ込んだ。通報を受けた町は土のうを積むなどの対応をした。さらに、翌7月1日朝には同町与田切公園オートキャンプ場脇の農業用水に落石があるのを地元の住民が確認したという。

このほか、雨の影響でJR飯田線は1日朝から静岡県の中部天竜駅―駒ケ根駅間で終日運転を見合わせた。

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