1日限りの清陵祭 縮まる心の距離

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色とりどりの風船を空に放つ生徒たち=諏訪市の諏訪清陵高校、付属中学校のグラウンド

諏訪清陵高校(諏訪市)は3日、第70回文化祭「清陵祭」を同校で開いた。新型コロナウイルスの影響で一度は中止とし、代替行事を検討していたが、生徒の強い思いで新たに企画を練り直したこの日を「清陵祭」とした。一般公開はかなわず、日程や内容も縮小となったが、感染防止策に工夫を凝らし、1日限りの清陵祭を全力で楽しんだ。

祭りの幕開けは風船1000個を空に放つ「バルーンリリース」。コロナ禍でも楽しみを増やそうと特別に企画した。付属中学校を含めた全校生徒がグラウンドに集まり、1人1個の風船を手に持って一斉に飛ばした。生徒たちは空を彩る色とりどりの風船を見上げ、笑顔を輝かせていた。

人が密集しないよう対策は念入りに施し、学年ごとに時間を区切って会場を散らしたり、教室や体育館に人数制限を設けたりした。マスクの着用も忘れなかった。企画は盛りだくさんで、文化部によるステージ発表や作品展示、運動部などの対抗大縄跳びなどを実施。中庭には今年のテーマ「燐鶯」にちなんだ全校制作を飾った。

実行委員会を中心に生徒は6月の休校明けから急いで準備を進めてきた。渡邉孝太実行委員長(17)は「開催できてうれしい。(生徒同士の)絆を深めてほしい」。学友会の山岸昇玄会長(18)は「感染防止対策は大変だった。休校で楽しめる場が少なかったので皆で盛り上がりたい」と話していた。

感染防止のためイベントの会場数を増やしたため、生徒に限定して写真共有アプリ「インスタグラム」で各会場の様子を初めて生中継した。一般公開が中止だったことから保護者向けには後日、動画投稿サイト「ユーチューブ」へ文化祭の様子を撮影した動画を投稿する予定。

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