上伊那に大雨特別警報 7市町村避難勧告など

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大雨特別警報が発令された伊那市長谷の三峰川=8日午前10時20分、戸台口付近

本州付近に停滞する梅雨前線の影響で、上伊那地方は8日未明から断続的に雨が降った。長野地方気象台は同日朝、上伊那全域に大雨特別警報を出して最大級の警戒を呼び掛ける一方、県と共同で土砂災害警戒情報を発表。上伊那地方の7市町村が避難勧告などを発令し、一部の住民が避難所に避難した。大雨により各地で道路への倒木があったほか、JR飯田線の一部区間で運行を見合わせるなど住民生活に影響が出た。伊那、駒ケ根署によると、けが人などは報告されていないという。

気象台によると、大雨特別警報は8日午前6時43分に発令。同日午前11時40分には大雨警報に切り替えられた。3日の降り始めからの降水量(8日午後4時現在)は、宮田高原(宮田村)で約366ミリ、伊那市長谷杉島で約330ミリ、飯島町で約317ミリ、辰野町で約225ミリなど。長谷杉島地区の雨量は7月の観測史上最大を記録した。

国土交通省天竜川上流河川事務所によると、降雨による増水で天竜川の伊那富水位観測所(辰野町)では「氾濫注意水位」を超えている(8日午後5時55分現在)。同事務所は「洪水の情報に注意してほしい」と呼び掛けている。

上伊那では伊那、駒ケ根、辰野、南箕輪、宮田の5市町村が避難勧告を発令。箕輪、中川の2町村が避難準備・高齢者等避難開始を出し、それぞれ避難所を開設した。各市町村とも土砂災害発生の恐れがある地域の住民らが一時的に避難した。

交通関係では、JR飯田線が雨量規制のため、伊那大島駅(下伊那郡松川町)―駒ケ根駅間などで上下線の運転を見合わせた。この影響で上伊那地方の公立私立計9高校が休校になった。このほか、各地の国道や県道で倒木や路肩の崩落などがあり、通行止めになっている路線もある。

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