国道20号諏訪バイパス ルート原案今夏にも

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国土交通省が国道20号諏訪バイパス未着手区間(諏訪市四賀―下諏訪町東町間約11キロ)のルート・構造原案をこの夏にも発表する方向で検討していることが14日、関係者への取材で分かった。県は国交省長野国道事務所(長野市)と連携し、次の段階である環境影響評価の準備書や都市計画案の作成を進める考え。事業化に向けた具体的な協議が本格的に動き出すことになる。

長野国道事務所は長野日報社の取材に対し、「できるだけ早く公表したい」と語り、秋までに公表する可能性を示唆した。県は「地元の関心も強い。ルート原案が示されれば、県が説明会や公聴会を主催し、意見を頂くことになる」と説明。現在の進捗については「方法書の公表から2年以上が経過しており、調査はおおむね進んでいる」と話す。

諏訪バイパスは、茅野市宮川の国道20号中河原北交差点から下諏訪町東町の国道142号に接続する全長約14キロ。1972年に都市計画決定後、中河原北交差点から飯島交差点までの約3キロが81年の中央道諏訪インター開通に合わせて整備されたが、諏訪市四賀―下諏訪町東町間の約11キロが未着手となっている。

その後は大きな進展がなかったが、94年に市が諏訪バイパスの変更予想ルートを発表。2003年に関係全地区から調査推進に向けた合意が得られたことを受けて、国は16年11月に都市計画決定ルートに比べて山寄りを通る「山側ルート」で整備する方針を決めた。500メートル幅のルート帯を示している。

17年4月に環境影響評価の方法書が公表され、方法書に対する諏訪市長と下諏訪町長、県知事の意見が出されている。ルート原案の早期提示を求める意見が多数あることに触れ、早期に計画を明示するよう訴えた。湧水や源湯などの水資源と景観への影響やトンネル工事に伴う地盤沈下の回避も求めている。

諏訪バイパスをめぐっては、諏訪市と下諏訪町の関係地区などで組織する「国道20号諏訪バイパス建設促進期成同盟会」と、6市町村長や県議、市町村議などで構成する「諏訪郡市国道20号改修・バイパス建設促進期成同盟会」が、要望活動を続けている。諏訪市建設部は「ルート原案の発表で地元の意識は『できるかどうか』から『ここを通る』に変わる。事業化に向けた具体的な協議がスタートする」と指摘した。

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