蓼科アイス”復刻” 道の駅にあす開店

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道の駅で「蓼科アイス」を運営する鎌倉販売店の鎌倉功社長(中)とスタッフ。地元素材にこだわったソフトクリームを17日から提供する

茅野市蓼科に誕生する道の駅「ビーナスライン蓼科湖」に、地元素材を使うソフトクリーム店「蓼科アイス」が出店し、道の駅が開業する17日から営業を始める。昭和の時代に蓼科プール平にあり、日本映画界の巨匠・小津安二郎監督ら、文人墨客に愛された同名喫茶店の”復刻店”。アイスクリーム卸の鎌倉販売店(原村)が運営する。幼少期に名店のアイスのとりこになった社長の鎌倉功さん(48)は「記憶を頼りに味の再現にも挑み、蓼科の活性化に貢献したい」と意気込む。

提供するのは、八ケ岳中央農業実践大学校(同)の牛乳を使った「牛乳ソフト」(450円)など4種類。旬の果実が入った「ブルーベリーソフト」(500円)はこの時季のみの商品で、1日40~50個限定で売り出す。

湖畔の爽やかな空気や緑を感じながら、地元素材にこだわったソフトを楽しんでもらうのがコンセプトだ。観光まちづくり会社の「帰ってきた蓼科」(矢崎公二社長)が開設。木造平屋建て店舗はガラス面を広く取り、湖側にもウッドデッキを備える。昭和レトロの雰囲気も取り入れる。

蓼科アイスは、かつて上諏訪駅前で喫茶店「鉄鉱泉」を営んでいた夫妻が蓼科店として開き、高度成長期、夏季を中心に営業した。アイスミルクやアイスキャンデー(ディー)が看板メニューで、蓼科を晩年の仕事場にした小津監督や脚本家で盟友の野田高梧、俳優の笠智衆らもしばしば立ち寄った。

鎌倉さんは幼少期、家族で夫妻の店を利用。先代社長で父親の勉さん(78)が蓼科の旅館やホテルなどにアイスの配達に回っている間、夫妻に面倒を見てもらったこともある。自分の店を構えたいと考えていたところ、矢崎社長と出会い、「仕事でもお世話になる蓼科に貢献したい」との思いを強めた。

「地域の農家と連携し、ここでしか味わえない、こだわりのソフトクリームを提供したい」と鎌倉さん。夫妻との思い出を胸に アイスキャンデーを復活させ、令和の時代も愛される「蓼科アイス」を目指していく。火曜定休(7~8月は無休)、営業時間は午前9時~午後4時半。

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