中ア「移住」へ ライチョウ個体数確保

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中央アルプスで国特別天然記念物ニホンライチョウの個体群復活を目指す環境省は17日、今月下旬に中アへ「移住」させるために北ア・乗鞍岳で保護する親鳥とひなの3家族の生育状況を公表した。母鳥3羽と、今月上旬にふ化したひな計18羽のうち15羽が無事に育っており、同省信越自然環境事務所(長野市)は「天候が悪い中だが、個体数を確保できている」とした。

生息数が多い乗鞍岳の3家族を来週にもヘリコプターで中アへ運び、繁殖させる計画。順調にいけば、母鳥とひなの合わせて18羽を移住させて、中アで1週間ほど小屋のケージに入れて保護した後、8月上旬に放鳥する予定だ。

乗鞍岳で保護する3家族のひなのふ化は今月2日、5日に確認。いずれもふ化翌日からケージ保護している。17日までに衰弱などでひな3羽が死亡したが、8割以上のひなが育っている。

梅雨前線の影響で乗鞍岳でも雨が続き、ケージ保護していないひなの生存率が非常に低い状況という。同事務所野生生物課の有山義昭課長は「今後の天候やヘリでの移送など、まだまだ気を抜けない。できるだけ多くを放鳥したい」と話した。

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