出征兵士と家族 高遠町歴史博物館で展示

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伊那市高遠町歴史博物館で開かれている「出征兵士と家族の肖像展」

伊那市高遠町歴史博物館は18日から、市民から寄せられた戦時中の家族写真や資料を集めた「出征兵士と家族の肖像展」を始めた。決死の覚悟で戦地へ赴く兵士とそれを見送る家族の姿を通して、悲惨な戦争の事実を伝えている。終戦記念日に合わせ、8月23日まで行っている。

2015年に企画した特別展「戦争の残影」をきっかけに毎年この時期開催しており、5回目になる。写真約30点に加え、武運長久を祈る日章旗、戦勝の記念に贈られる兵隊盃、開戦を大々的に報じる当時の新聞など時代背景を知る貴重な資料も併せて展示している。

写真は出征する兵士を家族や近親者が囲み、赤ちゃんや小さな子どもも見られる。有賀克明館長(72)は「どの写真も国のために死ぬ覚悟やこれが最後の別れかもしれないという悲壮感など複雑な感情が読み取れる。戦後世代には想像できない葛藤があったと思う」と指摘し、「悲惨な戦争の事実を映し出している」と話している。

入館料は一般400円、高校生以下無料。時間は午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)。問い合わせは同館(電話0265・94・4444)へ。

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