自然保全や安全確保 霧ケ峰で保護パトロール

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傾いた木柱を木製のハンマーでたたいて直立になるよう固定する諏訪市と県の職員

諏訪市生活環境課は20日、同市郊外の霧ケ峰で自然保護パトロールを行った。市や県の職員8人が、3グループに分かれて天然記念物の八島ケ原湿原、ゴマ石山、踊り場湿原の周辺を巡回し、森林化や遊歩道の状況、ごみの有無を確かめた。

県霧ケ峰自然保護センターから車山を担当する3人は、遊歩道に設置された案内板や立ち入りを規制するロープ、遊歩道の足場の状態を確認した。ロープを張る木柱が傾いている場所では、掛矢でたたいて直立になるよう固定した。

パトロール後の報告会では参加者から「踊り場と八島ケ原の両湿原内の森林化や梅雨時期の長雨による遊歩道の浸食への対応が必要」との意見が出た。同課は国に現状を伝え、木の伐採や遊歩道の整備ができるよう許可を求める方針だ。

パトロールは観光シーズンを前に、自然環境の保全や観光客の安全確保に努めようと毎年行っている。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地権者の六つの牧野農業協同組合や地元・霧ケ峰の観光業関係者は参加しなかった。

樫尾政行課長(54)は「巡回しながら危険箇所の応急処置ができたので良かった。参加できなかった地権者の人たちとも情報を共有し、早急に対応していきたい」と話した。

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