「道草を楽しむ」400回 伊那の柄山さん

LINEで送る
Pocket

連載400回を数えてなお、意欲的に細密画を描く柄山祐希さん

植物研究家の柄山祐希さん(95)=伊那市中央=が長野日報で連載している「道草を楽しむ」が、22日付で400回となった。散歩中に摘んだ草花を、微細画とエッセーで紹介しておよそ9年。柄山さんは「題材はいくらでもある」と連載に意欲を見せる。

「道草を楽しむ」は、2009年の「仲仙寺の森」シリーズ、翌年の「植物の名所入野谷」シリーズに続く連載第3弾として11年9月8日にスタートした。当初は不定期掲載だったが、毎週水曜日掲載で定着し、これまでに連載回数とほぼ同じ約400種の草花や花木を紹介してきた(絵と文章を変えて2度紹介した草花もある)。

節目の400回には栗の花を取り上げた。月刊俳句誌「みすゞ」に掲載されている俳句の中に、箕輪町の箕輪南小学校勤務時代に教えた児童の保護者が詠んだ栗の花の句を見つけたのがきっかけ。「連絡したら花を届けてくれたので、一生懸命描いた。観察してみると栗の花には長い雄花があり、その根元に雌花が一つずつある。こんなふうになっていたなんて初めて知った」と柄山さん。

題材は路傍の草花だけにとどまらず、関心は散歩中に目に入ってくる園芸植物にも広がっている。近年は、畑や花壇で栽培されている花や、庭の花木を取り上げることも。柄山さんは「実はシロツメクサやアカツメクサなどは、描くのが大変そうなのでまだ描いていない。これからです」と笑う。

おすすめ情報

PAGE TOP