2020年7月23日付

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家庭向けの雑誌「家の光」8月号にJA上伊那の御子柴茂樹組合長のインタビュー記事が載った。御子柴さんといえば、普段は眼光鋭くダンディーなスーツ姿で硬派な印象だが、雑誌の写真は作業用のつなぎを着てほほ笑み、「えっ優しさをアピールするイメージ戦略?」と思わず突っ込みたくなる表情で紹介されている(笑)▼JA上伊那は2019~21年の3カ年で経営を改善する「自己改革」を進めている。農業の担い手不足や高齢化、それに伴う正組合員数の減少、JA自体の経営悪化を防ぐ目的。金融移動店舗や広域営農センターの導入、JA農業資材店の集約とホームセンターコメリでの資材販売化、老朽化した建物の新築など目まぐるしく進む▼例えば上伊那に10店あった資材店は3店と2出張店に集約した。資材は管内8店舗のコメリでも扱うが、集約後は遠くてもJAの資材店に来る傾向にあり、JA上伊那は「兼業農家が多く、指導員に栽培技術を聞きたい人が多いのでは」と分析する▼御子柴さんは、改革は本質を見極めて実行し「なくてはならないJAにする必要がある」とする。兼業農家のよさを「地域安定兼業」という自身の造語で表し、農業と会社勤めの両立が持続的な地域発展、景観保全につながると唱える▼「そのために互いを支え合う協同組合が必要」と。自身の役職定年まで残り約1年。組合長の手腕を拝見したい。

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