防災と憩いの場 「赤砂崎公園」が完成

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諏訪湖畔の一等地にできた赤砂崎公園の完成をテープカットで祝う関係者

下諏訪町が砥川河口の赤砂崎エリアに整備した「赤砂崎公園」の完成式が23日、現地で行われた。2010年度からの10カ年計画で整備してきた防災機能を備えた複合的な都市公園。事業面積は約7・6ヘクタールで、総事業費約29億4800万円をかけた同町にとっての一大事業。関係者約100人が集まり、諏訪湖と信州の山並みを望む新たな町民の憩いの場の完成を祝った。

公園整備は1999年度から民間協働プロジェクトとして検討が始まり、2010年度に事業化が決定。計画には住民意向調査の結果も反映した。「5つの輪(和)―野の花の中に5つの輪が浮かぶ」を全体コンセプトとし、それぞれの輪のテーマを▽野の草や花を散りばめた自然なままの公園▽季節感を楽しめる公園▽エリアごと特徴的な人が集う場所▽災害時に避難できる公園―などとして設計された。

12年度に着工し、14年度に防災ヘリポート広場、15年度に親水広場および多目的広場、16年度に多目的グラウンドが完成し、17年度に左岸エリア全体が竣工。地下収納式トイレ、約300人分の炊き出しが可能なかまどベンチも整備された。一方、右岸エリアは17年度に着工し、広場や展望丘、各種遊具の整備のほか、公衆トイレ兼防災倉庫などの整備を進め、今年3月に竣工した。

同公園は、災害応急対策活動の広域応援を受けるために設置される広域防災拠点にも指定され、広域応援部隊が後方支援する救助活動拠点、航空搬送拠点としての役割を担う。15年に発生した岡谷市の大規模山林火災では、同公園が消防防災航空隊や自衛隊の活動拠点となった。

式典で青木悟町長は「赤砂崎公園は防災機能を持つことが特徴。諏訪湖畔の一等地に完成した公園が安心安全の象徴となり、未来を担う子どもたちが生き生きと活動できる場になれば」とあいさつ。テープカットや町消防団音楽隊の演奏で完成を祝った。

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