「Go To トラベル」始まる 諏訪地方

LINEで送る
Pocket

4連休初日の23日、諏訪地方は県外車両が増え、観光客の足が戻りつつあることを感じさせた。観光関係者によると、あいにくの雨で「地元客は少なめ」だったが、県外からの宿泊者の割合は先週までと比べ増えたようだ。諏訪大社上社本宮(諏訪市)前の参道では「久々に客足が戻った」と喜ぶ声が聞かれた。一方で都内や大都市圏を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、茅野市蓼科の農産物直売所では「感染予防対策を万全にして出迎える」と気を引き締めながら地元産の魅力発信に努めていた。

あいにくの雨となった連休初日。屋内観光施設の「SUWAガラスの里」には多くの観光客が訪れていた

□SUWAガラスの里

雨のスタートとなった4連休初日。諏訪湖周の屋内観光施設のうち諏訪市豊田のSUWAガラスの里は開館直後から多くの来館者でにぎわった。岩波尚宏社長によると、「朝から途切れなく来館してもらっている。県外車両の割合が増えた」。出入り口を分け、入り口には非接触の自動検温装置を設置した。入館者にはマスク着用を呼び掛けた。安曇野市から友人と2人で訪れた20代女性は「連休は県外への遠出を控え、県内の観光を楽しむことにした。県内では諏訪が良かった」と話していた。

富士見高原リゾートでは、シラカバ林の中に咲く色とりどりの花を撮影する県外の写真愛好者グループの姿も見られた

□富士見高原リゾート

富士見町の富士見高原リゾートでは、諏訪地方と山梨県内からの来場者を対象に入園券などを無料にする、町の観光支援策を利用する人らが訪れ、植栽された花の眺めを楽しんでいた。同リゾートにあるホテル八峯苑鹿の湯は連休中、客室の9割超の予約が入っていたが、国の観光需要喚起策「Go To トラベル」で東京都が除外になったことや都内の感染拡大などの影響で約3割がキャンセルになった。施設関係者は「予約が好調で期待をしていたが、天候も悪く出足が鈍ってしまった」と受け止めていた。

雨で来場者もまばら=やまびこ公園

□岡谷の鳥居平やまびこ公園

晴れた休日は多くの人でにぎわうようになってきた岡谷市郊外の鳥居平やまびこ公園だが、雨となった連休初日は来場者はまばら。公園関係者は「にぎわってほしいがコロナは怖い」と複雑な心境。茨城県つくば市から来た5人家族は「受け入れ側は県外客には来てほしくないと思っているかもしれないが、せっかくの休日なので旅行を決めた。できるだけ地元住民に不安を与えないような行動を心掛けたい」と話していた。

□道の駅ビーナスライン蓼科湖

茅野市蓼科の道の駅「ビーナスライン蓼科湖」は、雨で地元客や日帰り客は少なかったが、周辺のホテル・旅館などを予約した県内外からの宿泊客が立ち寄った。

地元農産物の直売所「蓼科農家」は、「Go To」の東京発着除外や悪天候が「集客にどう影響するか読めなかった」としつつ、新鮮野菜を豊富に取りそろえて来訪者を出迎え。吹田道夫店長は「平日に比べれば倍以上の来店がある。ありがたいこと」と笑顔で対応し、「天候に恵まれれば駐車場は満車になると思う。感染予防対策を万全にして出迎え、蓼科の魅力を発信したい」と意欲を見せた。

おすすめ情報

PAGE TOP