宿泊制限など感染対策 中アの頂上3山荘

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本格的な夏山シーズンを迎え、宮田村の第三セクター宮田観光開発が運営する中央アルプスの宝剣山荘、天狗荘、頂上山荘の3山荘は、新型コロナウイルス感染対策に知恵を絞っている。県外からの宿泊者が多く、3密になりやすい山荘の宿泊定員を制限するなどし、登山客と従業員の安全対策に苦慮している。

中央アルプス駒ケ岳ロープウエイが6月に運行を再開し、今季も登山客の来訪が見込まれるため、宮田観光開発は、緊急時避難場所の役割を担う山荘の営業を決めた。主に利用される宝剣山荘では定員が100人ほどだが、半数以下の約40人を受け入れるなど各山荘で宿泊定員を制限。体調不良者の隔離スペースを設けた上で、宿泊者に個室を割り当てるようにしているが、個室にも限りがあり、広間で単独登山者らに間隔を開けて宿泊してもらう。

宝剣山荘で宿泊者が多くなった場合、近くの天狗荘の利用を促す。天狗荘は雨漏れなどで使用できない個室があり、村は山小屋感染症対策事業として屋根などの修理費に1520万円を充てた。

例年に比べて受け入れられる宿泊者数が少なくなり、宮田観光開発は事前に電話で予約するよう呼び掛けている。夏の週末などすでに予約で満員となっている日もある。だが、悪天候時などに宿泊を求める登山客を拒むことはできず、3密対策に頭を悩ます。

宝剣山荘支配人の千島浩聡さんは「県外往来の自粛が出ても強制ではない。シーズン中に1人1部屋を用意するのは難しく、手探りの状態で感染対策に取り組んでいる」と話した。

このほか、食事の回数を増やすことで食堂に集まる人数を減らし、宿泊者にインナーシーツや枕カバー代用のタオルなどの持参を求めて直接的に寝具に触れないようにするなど多くの感染対策に取り組んでいる。

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