諏訪日赤の医療従事者が新型コロナ感染

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諏訪赤十字病院(梶川昌二病院長)は24日、同病院に勤務する40代の医療従事者が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。県によると県内の感染者は計87人で、医療従事者の感染は初めて。諏訪地域では4月23日以来、12人目。

院内で濃厚接触者なし

同病院によると、現時点では院内で該当する濃厚接触者はいない。すべての接触者に対してPCR検査を行う予定。汚染の可能性がある病棟・外来診察室はいったん閉鎖し、徹底的な消毒を実施する方針。また、感染の可能性がある職員については自宅待機・健康観察とする。

外来や救急外来については通常診察し、決まっている手術についてもすべて実施する予定。面会は感染拡大防止のために当面の間、禁止する。

梶川院長は、同病院のホームページで「今後も感染拡大防止に向け、適切な対応に努めてまいります。皆さまにご不便をおかけすることとなり誠に申し訳ございません」とのコメントを発表した。

家族4人が濃厚接触者

県は同日、諏訪市の40代の女性医療従事者が新型コロナウイルスに感染したと発表した。この女性の濃厚接触者は家族4人とし、職場内の濃厚接触者については「保健所の調査で女性の勤務している医療機関では適切な感染症防護対策が講じられており、現時点では濃厚接触者に当たる人はいないと判断している」としている。

県の調査では、女性は13日にせきやたんの症状があり、17日に医療機関を受診。その後20日と22日にも別の医療機関を受診し、さらにほかの医療機関を紹介されて検体を採取。24日に息苦しさや吐き気の症状が現れたため入院し、24日午後にPCR検査の結果、陽性が判明した。症状は改善傾向にあり、体温も平熱という。

24日夜までの調査で濃厚接触者となった家族は同居の3人と別居の1人で、症状はないが検査する予定。県によると、職場の医療従事者や患者などの接触者は女性が勤務する医療機関で把握している。原則として検査は濃厚接触者のみに行っているが、女性が医療機関勤務であることを考慮して、全員が検査を受けるよう調整している。詳しい人数は調査中。

感染経路も保健所が調査中だが、これまでの聞き取りでは発症前2週間に県外への滞在歴は確認されていない。

県は、これまでの調査では不特定多数への感染の可能性は低いとして、医療機関名や女性の詳しい職種は公表していない。

諏訪市長「状況を確認し対応取る」

諏訪市の金子ゆかり市長は長野日報社の取材に対し、「あした(25日)本部員会議を開く。状況を確認した上で、市としての対応を取る」と語った。諏訪地域では感染者が居住する市町村名が発表されるのは初めて。金子市長は「市民の皆さんは過度に動揺しないよう落ち着いて行動してほしい。(新型コロナウイルスに対する)私たちの行動は変わらない。感染しない、感染させない行動を取ることだ。市として必要な対策を発表していきます。くれぐれも落ち着いて行動してください」と呼び掛けた。

きょう諏訪市対策本部会議

諏訪市は、諏訪赤十字病院の医療従事者に新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受け、25日午前9時から、新型コロナウイルス感染症対策本部の会議を市役所で開き、今後の対応を検討する。

茅野市が防災行政無線で注意を喚起

茅野市は24日夜、諏訪市の40代女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと防災行政無線で周知した。感染経路などは調査中として、連休中に外出する場合は▽人混みを避ける▽マスクの着用▽手洗いの徹底―など「感染を防ぐ対策をお願いします」と注意を呼び掛けた。

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