ウェブ全国総文祭に出品 伊那西高の2人

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全国高校総合文化祭に出展する伊那西高写真クラブの戸枝さん(右)と栗山さん

新型コロナウイルスの影響により初めてインターネット上で開催する第44回全国高校総合文化祭(総文祭)に、伊那西高校(伊那市)写真クラブ3年の戸枝久美さん(17)と栗山エミリさん(17)が、それぞれ出品する。本来なら今夏、開催地となる高知県に全国から高校生が集まる予定だった大舞台。悔しさは残るが、写真部門では審査、表彰があり、2人は「チャンスと捉え、入賞を目指したい」と意欲を燃やしている。

戸枝さんの作品は「水の奥」。三つの水滴に映り込む花を接写した。しっかりと焦点を合わせた小さな滴と、花びらの美しい色彩が目を引く一枚。大会に向けて、50点以上の作品を半年がかりで撮影してきたという。

栗山さんは、図書館の書架に寄り掛かって本を読む女子高校生をモチーフにした作品「静寂」を制作した。被写体のシルエットを浮き立たせ、寂しさや悲しさを表現。光と影のコントラストを明確にしながら、顔の表情が分かるように工夫した。

昨秋の県大会で戸枝さんが最優秀賞、栗山さんが優秀賞に選ばれ、全国切符を手にした。一時は開催が危ぶまれた総文祭。戸枝さんは最大目標となる大会の開催を切望し、「中止だけは避けてほしかった」と振り返る。出品は昨年に続いて2回目という栗山さんは「他校の生徒と交流できないのが悔しいが、ウェブ上で多くの作品に触れ、楽しみたい」。2人は前を向き、高校生活最後の夏を心に刻もうと決めている。

今大会は「ウェブ総文」と題した特設サイトで、7月31日から10月31日にかけて、部門ごとに作品の画像や動画を一般公開する。写真部門では、初日の31日に審査結果を発表する。県内からは15部門に約230人の生徒が参加する予定。

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