長引く梅雨 諏訪地域の野菜や花の生育に影響

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長引く梅雨の影響で諏訪地域の農作物の栽培にも影響が出ている。JA信州諏訪営農部によると、曇天続きで日照が減り、露地栽培の野菜や花などの生育に影響が出始めている。この状態で梅雨が明け、高温の日が続くようだと「病気の心配が大きくなる」と警戒している。稲作はこれまでの長雨が原因でいもち病の増加が懸念されており、特に中山間地域などでの管理に注意を呼び掛けている。

収穫が進む原村のセロリ畑。長雨の影響で生育への影響が心配されている

同部によると、露地栽培のセロリ、ブロッコリー、キャベツ、大根などの生育に影響が出ているという。基幹作物のセロリは病気などの広がりは今のところ目立っていないが、生育の遅れから上位等級の割合が少ない傾向がある。長雨、曇天続きで野菜自体が弱っており、ここで暑さが一気に厳しくなれば、病気が出やすい条件になるという。原村のセロリ農家の男性は「雨の日が続く影響で根が傷み、黄色の葉も目立ってきた。雨で消毒もできず、病気や虫が付いたりするのが心配」と話した。別のセロリ農家の男性は「とにかく日差しがほしい」と願った。

花は生育が5~7日ほど遅れており、盆花として需要が高まる菊は需要期に出荷が間に合わない農家が出る可能性もある。カーネーションやトルコギキョウなども出荷のピークに十分な量を出せない可能性もあるという。

県病害虫防除所(須坂市)によると、いもち病は高すぎない気温と葉のぬれ時間の長さが関係するという。県内では上水内郡小川村や飯山市などでいもち病が急増している。20日の巡回調査で諏訪市豊田の調査対象水田では50株を調べて発病株率2%、茅野市玉川では同6%だった。18日に小川村で行った同調査では100株調べてすべて発病していたという。「今後も降雨が多い場合は上部の葉や穂への感染、発病につながる可能性が高い」として注意を呼び掛けている。稲作農家で山田ライスセンター(諏訪市豊田)の山田宏代表(47)は「今年の稲作はここまで順調に来ているので田んぼの見回りの際には病気がないか特に気を使っている」と話した。

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