洋画家志村一男の画業一望 諏訪市美術館

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諏訪市出身の洋画家志村一男の特集展示。海や街の風景が描かれた作品など新収蔵を含めた約30点が並べられている=同市美術館

諏訪市美術館は特集展示「志村一男-心象で見る風景」を開いている。諏訪市出身の洋画家志村一男(1908~81年)の新収蔵を含めた初期から晩年までの作品30点余りを展示。風景や身の回りのものを勢いある筆遣いで写実的に描いた制作活動が一望できる。8月2日まで。

昨年、志村の遺族から作品の寄贈を共に受けた岡谷市の岡谷美術考古館と同時開催した。志村は幼少期に見た岸田劉生の絵に感動し、画家を志す。家業の農業をやりながら独学で絵を描き、東京の美術大学へ進学するが、父の死去を機に間もなく帰郷。その後も絵は描き続け、春陽会洋画研究所などで研さんを積み、再び上京し活躍した。東京で生涯を閉じるが、地元美術の発展にも貢献した。

展示では八ケ岳の麓から見た風景や欧州留学で出合ったパリやスペインの街並みを描いた作品、多摩川の河川敷を描いたシリーズなどが並ぶ。実際に使っていた筆やパレット、作品のモチーフとした貝殻やフライパンも飾る。

同館は「初期から晩年を見渡せる展示。実直に描かれた作品を見てほしい」と話す。岡谷美術考古館の入場券(半券)を見せると団体料金で入館できる。

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