「二・四事件」学びの集会 記録集発行

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「二・四事件」に学ぶ上伊那集会での報告や討論などをまとめた記録集

1933(昭和8)年に県内の教員らが治安維持法違反で多数検挙された弾圧事件「二・四事件」に学ぶ上伊那集会実行委員会は、2月に伊那市で開いた集会の記録集「上伊那の『二・四事件』~『二・四事件』に今、何を学ぶか」を発行した。教師の日記から事件の真相に迫る元上伊那教育会会長の矢澤静二さんらの報告や質疑討論、関連資料などをまとめている。

実行委は、集会で充実した報告や討論が行われたが、新型コロナウイルスの影響で参加できない人も多かったため、記録集の発行を決めた。

集会では、矢澤さんは、事件当時に伊那尋常高等小学校の校長を務めていた教師の日記や新聞をたどり、二・四事件の経緯を報告。上伊那地方から多くの子どもが満蒙開拓青少年義勇軍として旧満州(中国東北部)に送り出されるきっかけの一つとなった事件を語った。

治安維持法違反で逮捕された教師の娘は、父の日記を通じて当時の様子を話した。

現地実行委員会の唐木達雄さん(86)=宮田村町三区=は「教育内部の闘争を日記や新聞記事を活用して明らかにし、二・四事件の真相がよく分かる集会だった」と振り返り、記録集の完成を喜んだ。

実行委は8月2日午後2時から、学習会を伊那市荒井のいなっせで行う。委員らに記録集を配布する。記録集はA4判112ページ。価格は500円(税抜き)。問い合わせは実行委事務局の久保田逸巳さん(電話0265・81・6955)へ。

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