新型コロナの院内感染確認されず 諏訪日赤

LINEで送る
Pocket

諏訪赤十字病院(諏訪市、梶川昌二院長)は30日、病棟勤務の40代女性職員の新型コロナウイルス感染に伴い、院内の同僚と入院患者合わせて153人を対象に実施したPCR検査結果について、全員の陰性が確認されたと発表した。院内感染が起きていなかったことが判明したことで、諏訪地域の医療、行政関係者からは諏訪日赤の感染予防対策への評価と、中核病院の医療体制が守られたことへの安堵の声が上がった。

同病院では24日、医療従事者1人の感染が確認された。濃厚接触者はいなかったが、接触の可能性のある同僚と入院患者のPCR検査を行い、25日に同僚131人と入院患者10人、26日に同僚10人、27日に同僚2人の検査を実施。汚染の可能性がある区域は徹底的に消毒をした。

同病院は病床数455床の諏訪医療圏の中核病院で、職員1175人(うち医師約130人)が勤務する。新型コロナの感染拡大を受け、重症患者用の陰圧室を確保し、中等症患者の専用病床も整備。感染予防対策を徹底した上で、一般外来や救急外来の通常診療を継続し、手術やお産、健診にも対応している。

院内感染が確認されなかったことについて、諏訪市医師会の小松郁俊会長は「医療現場で感染予防対策を徹底してきたことが功を奏した」と指摘。その上で「諏訪医療圏の各医療機関では濃厚接触が起きていない。これは各医療機関が日常の診療活動で徹底した感染予防対策を講じている証拠だ。地域の皆さんは安心して必要な医療を受けてほしい」と呼び掛けた。

諏訪市の金子ゆかり市長は「諏訪日赤は地域の中核病院で救急の要となる病院。(全員陰性は)日ごろの取り組みがきちんとされていた証し。ほっとした」と語り、「病気の近くで苦労している病院の皆さんに改めて感謝の拍手を送り、激励したい。コロナと共生する現状の中で私たちも気を緩めることなく最大限の努力をする。みんなで一緒に頑張りましょうと言いたい」と話した。

同病院のホームページで、梶川院長は「今後も感染拡大防止に向け、適切な対応に努めてまいります。ご理解、ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP