原爆と戦争の悲惨さ 平和のつどいパネル展

LINEで送る
Pocket

戦争や原爆の恐ろしさを伝える写真が並ぶ展示会場=辰野町民会館

辰野町の辰野町民会館と町役場のロビーで3日、広島、長崎の原爆と沖縄戦を題材にしたパネル展が始まった。反戦平和に取り組む住民有志の実行委員会による、「第4回辰野平和のつどい」の企画。原爆投下後の市街地や地上戦の様子をとらえたカラー、モノクロの写真、絵画など約40点を展示し、戦争の悲惨さを訴えている。10日まで。

毎年8月6、9日の「原爆の日」と15日の終戦記念日に合わせ、戦争と平和について考えてもらおうと開催。日本原水爆被害者団体協議会が製作、上伊那医療生活協同組合が所有する啓発パネルのほか、今回初めて個人から沖縄戦のパネルも借りて飾った。

原爆の写真で著名な「赤い背中の少年」は、長崎市で被爆し背中一面が焼けただれた少年が、あまりの激痛に「殺してくれ」と懇願する様子をとらえた。広島市街の橋のたもとで水を求める群衆には、行き場のない絶望感が漂う。

沖縄戦の関係では、敵兵に追い込まれ集団自決した人々、普天間の小学校のすぐそばで行われた米軍の演習などの写真が並び、長年戦争と闘い続けてきた現地の苦しみが切実感をもって迫ってくる。

実行委員長の中條英邦さん(73)=同町宮所=は「何事も武力解決すべきではない。パネル展を通じて戦争の不条理さ、非人間性を見直す機会にしてほしい」としている。

新型コロナウイルス感染防止のため、例年行う映画上映会は中止。パネル展のみで啓発している。

おすすめ情報

PAGE TOP