コロナ禍の避難所作り キットで開設訓練

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避難所開設訓練を行う社中の教職員

防災士などで組織する下諏訪町の「防災ネットワークしもすわ」(髙橋敦子会長)は3日、下諏訪社中学校で出前講座を開いた。教職員約20人が参加。講師は同ネットメンバー5人が務め、町内各避難所に配備されている「避難所開設キット」の使い方を中心に、新型コロナウイルス禍も想定した避難所開設訓練を行った。

町では、同ネットなどの意見を参考に作製した通常の避難所開設キットを今年4月に町内の全避難所に配備したほか、新型コロナウイルス感染症を受け、感染症対応避難所開設キットも作製中で、早期に配備する計画。

今回の出前講座は、教職員の防災力向上とともに、同校にも配備されている避難所開設キットの使い方を身につけてもらうのが狙い。実際にキットや開設マニュアルを使うことで問題点を洗い出し、キット内容の充実を図る目的もある。

講座では開設キットを使い、避難所を開設して避難者を受け入れるまでの流れを確認。教職員は▽総務▽情報▽施設管理―などの班に分かれ、感染の疑いのある人の受け入れも想定しつつ、マニュアルに従ってそれぞれの役割を確認した。

訓練後の意見交換では「文字より絵や写真で示すほうがそれぞれの役割が頭に入りやすい」「コロナ禍では大声が出せないので無線など各班の連絡手段が必要」「避難者にも各班のリーダーが一目で分かるようにすべき」などの指摘があった。同校防災係の池田尚平教諭は「避難所開設で何をすべきか少しイメージできるようになったが、一方でコロナ禍での避難所開設の難しさも分かった」と話していた。

同ネットでは8月末から10月にかけ、町内全区で避難所開設訓練を行うよう調整しており、髙橋会長は「自分たちで訓練していても気づかない貴重な意見が聞かれ、とても意義ある訓練になった」と話していた。

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