「上農ランプづくり」始動 上農高3年生

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やまとわの中村博社長(左)の指導でアカマツの玉切りを体験する生徒

上伊那農業高校(南箕輪村)のコミュニティデザイン科里山コース3年生の新プロジェクト「上農ランプづくり」が5日、木製品の製造・販売を手掛ける「やまとわ」(伊那市)の協力で始動した。目指すのは経木を使ったランプシェードの開発で、材料になるアカマツの伐採から着手した。

同コースでは林産物利用の授業で地域の木材資源の有効活用を学んでいる。2年次に手かんなの副産物の削り華(かんなくず)を使ったコサージュ作りに取り組んだ生徒たちは今年度、校内にあるアカマツを伐採・加工し、上農ランプの開発から販売までを体験するプロジェクトに、県森林づくり県民税(森林税)を活用した木工体験活動支援事業の補助を受けて取り組む。

実習前には地域材利用の現状と可能性を、やまとわの中村博社長が講話。中村社長は「モノを作る技があるから地域材に価値付けができるが、人が欲しいものを作らないと売れない。ランプシェードは期待の星だ」と強調した。

「上農ランプ」の材料はアカマツを紙のように薄く削った経木で、明かりにかぶせたときにどんな雰囲気になるのかを確認した生徒たち。プロジェクトリーダーの有賀匠吾さん(18)は「優しい感じのオレンジ色の照明になりそう。まだ全体のイメージが固まらないけれど、どんなものができるのかを考えるだけでワクワクする」と話した。

同日は伐採したアカマツを使って経木を作り、乾燥させる工程まで進めた。今後はランプのデザインを検討し、試作に入る。10月上旬までに完成させ、商品化する計画だ。生徒たちは学習の過程をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で発信し、「上農ランプ」のPRにつなげる。

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