メッセージTシャツ制作 伊那北高美術部

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校内で展示する伊那北高校美術部の部員が描いたデザインTシャツ

伊那北高校(伊那市)美術部は、部員15人が社会へのメッセージを表現したデザインTシャツを制作した。新型コロナウイルスの感染対策で中止となった文化祭に代わる作品発表を兼ねた企画で、Tシャツは生徒や教職員に販売する。作品からはコロナ禍での学校生活を送る部員たちの思いが垣間見える図案もある。

Tシャツ制作は、3年生最後の活躍の場と1~3年生が全員で行う思い出の活動として、同部顧問の宮澤芳博教諭(55)が発案。部員は本来文化祭を開催する予定だった6月から企画に着手した。

Tシャツは、感染対策による休校の不安や焦りを曲線だけで表現した作品や、少女の笑顔に「HAVE A NICE DAY」(良い1日を)の文字をあしらった図案などさまざま。インターネットの匿名による誹謗(ひぼう)中傷の書き込みをやめるように促す社会派の作品もある。

山本萌副部長(17)=2年生=は麦わら帽子をかぶって笑う赤ちゃんを描き、「世界がコロナ禍で大変な状況になっている中で、少しでも元気になってもらえそうな図案を考えた」と話した。

Tシャツはシルクスクリーンの技法でプリント。袖には今年度使う予定だった文化祭テーマのロゴを表示した。北條水鈴部長(16)=同=は「私自身も欲しくなるデザインの力作が多い。感性に響いたら、ぜひ注文してほしい」と呼び掛けた。

宮澤教諭は「例えば私たちの若い頃はメッセージ性というと、熱く激しい表現になりがちだったが、部員の作品は誰の心にもすっと入るすてきなデザインが多く、こんなに良い作品がそろうとは思わなかった」とたたえた。

希望者には1着1200円で販売するほか、持参したシャツやエコバッグにも300円でプリントしてくれる。

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