寒冷地でパパイア 外国人実習生と試験栽培

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アパートの1室も使って行われているパパイアの苗の栽培

フィリピンやベトナムなどの外国人技能実習生らに農業を学ぶ場を提供している「ドリーム&ピースカンパニー」(下諏訪町湖浜、小口勝治社長)は、実習生と南国フルーツ「パパイア」の栽培に取り組んでいる。ビニールハウスや温室、アパートの部屋などを使って試験的な栽培を行っており、順調にいけば来年の秋には収穫できる予定。「寒冷地の信州で栽培法を確立し、コロナ禍にある人々に夢と勇気を与え、日本と外国の交流促進にもつながれば」と期待を寄せている。

パパイアは短期間で収穫できる南国の果物で、果重は2キロ前後と大きい。同社のパパイア栽培は、同社参与の鈴木正人さん(70)が事務所デスクに置いていた苗木がぐんぐんと成長していくのを見て、「寒冷地でも栽培は可能」と確信したのがきっかけ。今年1月からパパイア栽培へのチャレンジが始まった。

岡谷市と諏訪市にビニールハウス8棟、温室1棟を確保し、小口社長所有のアパートの1室も利用して栽培。種を発芽させた苗を成長に合わせて順々に大きな鉢へと植え替え、最終的に新たに建設予定のロングハウスに地植えして収穫を迎える計画だ。

現在、約3000本を栽培中で、原村の八ケ岳中央農業実践大学校のアドバイスを得ながら、同社専従スタッフと外国人技能実習生が温度管理や水やりなどの作業を行っている。順調に生育しており、大きなものは20センチ丈にまで成長している。

鈴木さんは「寒冷地に適さないパパイアの栽培法を確立することで高齢化や後継者不足に悩む農家の夢と希望になれば」と話す。また「外国人技能実習生が日本の農業技術を学び、自国で日本式農業を導入することで生活を豊かにし、ゆくゆくは日本との交流の懸け橋になってくれれば」と願っている。

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