2020年8月12日付

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諏訪圏工業メッセの今年の開催は中止が決まった。2002年から歩みを重ねてきた中で初の中止である。コロナ禍の影響はとどまるところを知らないようだ▼地方開催の工業系の展示商談会として国内最大規模に発展したメッセ。今年も準備に力を注いできた実行委員会をはじめとする関係者の無念さが察せられる。諏訪地方や上伊那地方の主だったイベントの取りやめが相次ぎ、メッセも―となったことは寂しい限りだけれど、感染拡大の収束が見えない現状ではやむを得ないのではなかろうか▼何回か取材させてもらったが、会場当日は人々でごった返し、密集や密接が避けられない。連日3桁に上る感染者数が確認されている大都市圏からの来場者も多く、万一、メッセから地域に感染が広がったとしたら、ダメージは計り知れない▼全国の新たな感染者が1週間で1万人を数える事態は、えらいことだと改めて思う。今のうちに何とかしないと、どえらいことになりかねないぞと。無症状で感染を自覚していないケースもあるというし、もしかすると自分がそうかもしれないと頭に入れ、うつらない、うつさないために、みんなが一人ひとり考えて行動することが急務だ▼感染防止に気を配る一方、今この時こそできる何かを見つけて取り組むのも必要だろう。まさに向き合っている現実に対処するすべを見いだし、閉塞感に負けぬゆとりを持ちたい。

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