飯島流ワーケーション 町ぐるみで企業誘致へ

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下平洋一町長から「飯島流ワーケーション」の提案を受けた町観光戦略会議

飯島町は、旅先で休暇を取りながらテレワークで働く「ワーケーション」を町内に誘致しようと、町ぐるみで体制を構築していく考えを11日夜に町役場で開いた町観光戦略会議に示した。コロナ禍と向き合う新しい生活様式の中で、テレワークを推進する都市部の企業をターゲットに需要を取り込む。農業や地域交流など町の暮らしそのものを資源にした滞在型を構想し、将来的な移住や新産業創出などの波及効果も見通しながら地域全体の活性化を目指す。

下平洋一町長が「飯島流ワーケーション」として提案し、戦略会議は実働部隊の中心として取り組んでいくことを了承した。

テレワークで町内に滞在する社員やその家族が副業として農業に従事する体制を整備し、地域交流や自然体験などを組み合わせたプランも提供。生活に溶け込んだ新たな観光として、企業側に誘致を働き掛ける。

一過性になりやすい個人ではなく企業を相手にすることで、継続的な交流人口を見込み、町は拠点となる滞在施設として農地付きのトレーラーハウスを複数整備していきたい考え。3年前からトレーラーハウスを移住体験住宅として活用しており、そのノウハウも生かす。

戦略会議はさまざまな分野で活躍する住民15人を町長が委嘱して構成する組織で、この日から2年任期の2期目が始動。20、30代の若者を積極的に登用し、ワーケーションの誘致に向けて柔軟な発想と行動力に期待がかかる。

「新しい生活様式の中で、町が目指すスローライフなどの考えが時代に合致してきた。発信する好機だが、役場がいくら旗を振ってもうまくいかない。町民の参画が成功の鍵。地域全体を巻き込んで、住民も喜びを分かち合える新しい町の観光に挑戦したい」と下平町長は力を込めた。

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