心つなぐ動画共作 県内よさこい12チーム

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動画の制作に向けて、スマートフォンで踊りを撮影する「無限翔風」

新型コロナウイルスの影響で夏祭りの中止が続く中、よさこい踊りの県内12チームが動画を共同制作し、今夏にオンラインで開催する踊りの祭典「にっぽんど真ん中祭り」に出品する。観客に届けることのできなかった演舞への思いを込めて鳴子を打ち鳴らし、リモートで撮影した映像をつなぎ合わせて作製。同じ舞台には立てないが、踊りを通じて心をつなぐ。

諏訪地方を拠点とする「無限翔風」が提案した。各チームとも新たな演舞の練習に取り組む矢先に、発表の場が失われたことから、同じ思いを持つ者同士で踊る喜びを分かち合おう―と企画。動画を活用することで、互いの距離は離れてもつながりを強くできると考えた。

動画作品は約5分。コロナ禍で「諏訪湖よさこい」(岡谷市)が中止されたのを受け、振り付けには、催しの総踊り曲「風となれ華となれ」を選んだ。八ケ岳を望む諏訪湖(同市)や高島城(諏訪市)、宮田宿本陣(宮田村)など信州の雄大な景色や名所を背景にして踊り、地域の魅力も発信する。

参加チームにはこのほか、諏訪地方から青龍艶舞隊、チーム湊、上伊那地方から県看護大学よさこいサークル鼓魂(こだま)、信州みやだ梅舞会、松本地方から信州大学YOSAKOI祭りサークル和っしょいなどが名を連ね、総勢約130人が出演する。

「久しぶりだね。みんなと踊れるのって楽しい」。7月中旬、無限翔風のメンバーが諏訪湖のほとりで撮影し、あふれる笑顔をスマートフォンに向けた。感染予防策として間隔を空けて立ち、衣装に合う和柄のマスクを手作りして着用。仲間とステップを踏みながら心を重ね、踊る喜びに浸った。

代表の牛山和哉さん(36)=諏訪市=は「離れた所にいても、気持ちや心はつながることができる。こんな状況だからこそ、踊りを通してつながっている実感を持ち、励みや支えになれば」としている。

今祭典は「テレどまつり」と題し、28日から3日間の日程でインターネット上で開催する。国内外から約390チームが参加する予定。

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