認証90施設取得 茅野市独自の感染対策

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茅野あんしん認証「ステップ2」の取得に向け、防護服代わりとなる雨がっぱの着脱方法を医師から習う参加者=7日、茅野市役所

観光客らを安心・安全に受け入れるための茅野市独自の感染症対策基準「茅野あんしん認証」制度で、基準を満たして認証を取得した施設が100軒に迫っている。ホテルや旅館、飲食店のほか、ゴルフ場、美術館、土産店なども取得。医師を講師とする研修会に参加し、より高水準の対策を目指す施設もじわりと増えており、衛生・消毒対策に力を入れた観光地域づくりが進んでいる。

認証制度は、ちの観光まちづくり推進機構(同市)が6月24日から運用を始めた。新型コロナウイルス対策を重視して旅先を決める旅行者が増える中、市域全体で取り組もうと、医師の協力を得てウィズコロナ時代の感染症対策基準を策定。全項目を満たした施設には認証を交付し、「茅野観光ナビ」ウェブサイトでも紹介する。

基準は3段階あり、最低限必要な17項目を実践し、ステップ1認証を取得したのは約90軒となった。このうち宿泊施設を中心とする約10軒が研修を経て、ステップ2認証を取得。事業者の独自対策を認証する「3」も設ける。

ステップ2認証の取得に向けた今月7日の研修では、基準策定に携わったリバーサイドクリニック(同市)の鍋島志穂医師と奥知久医師が、効果的な消毒や飛沫感染対策について指導。講義と実習で防護服代わりになる雨がっぱの着脱方法なども説明した。

「具合の悪い人が出た際はお客さまも、自分たちも守らなければならない。対処法が分かって良かった」と、受講した「湖畔の温泉宿 蓼科」の町田優一さん(64)。「情報が飛び交う中、地域の医師から直接、正確な情報を得られるのは大きい」と話した。

推進機構は、「地域まるごとの安心・安全」に向け、市内事業者に引き続き認証取得を呼び掛けていく。県民対象に宿泊代金を割り引く「ちの割」とセットに、「あんしん認証」の取り組みを県内各地に発信。感染症の動向を見ながら今後、県外にもPRしていく考えだ。認証制度の問い合わせは推進機構(電話0266・78・7631)へ。

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