植物の姿を繊細に表現 野村さん作品展

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鮮やかな色彩で細部まで描かれた作品が並ぶ野村さんの植物細密画展

箕輪町出身で植物のありのままの姿を描く植物細密画家、野村陽子さん(67)=山梨県北杜市=の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱミュージアム野村陽子植物細密画館で開かれている。季節に合わせ、夏秋を彩る草花や果実、野菜を中心に、実物大で描いた作品約30点を展示。丹念な観察を通して細部まで表現された原画が並び、来場者の関心を集めている。9月中旬ごろまで。

新型コロナウイルスの影響が長引く中、野村さんが動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」でアートの公開を始めたことから、同館では紹介された植物画を中心に飾っている。

作品は、虫食いや枯れた葉、地中に隠れている根まで捉えたトウモロコシ、昼にはしぼんで葉の陰に丸まるツユクサ、茎の毛まで繊細に描かれたヒマワリなどがある。薄い色を塗り重ねる技法で鮮やかな色彩を生み出す野村さん。南国のパイナップルやバナナは、植物の生命力を感じさせるひときわ明るい色調で表現されている。

同館によると、「レモンの花と実」は、愛媛県の岩城島に植わるレモンの木を題材にした作品。野村さんは現在、かつて豪雨災害にあった島の復興シンボルとして神社に奉納する作品を制作しており、基になる一枚だという。

会場では大型モニターを設置し、色鉛筆を使ったボタニカルアートの描き方を紹介する動画も公開している。

入場無料。午前9時~午後5時(土日、祝日は午後5時30分まで)。無休。問い合わせは同館(電話0265・78・1925)へ。

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