東ティモールの現状紹介 北原巖男さん講演

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画面に映る北原さんから東ティモールについて話を聞いたオンライン講演会=伊那市伊那図書館

伊那市伊那図書館は19日、市と交流のある東ティモールへの理解を深める「オンライン講演会」を初めて開いた。国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)を紹介する企画展の関連イベント。日本東ティモール協会(東京)会長で、市ふるさと大使を務める北原巖男さん(73)=同市高遠町出身=が講師となり、自宅と同館をインターネットで結んで、同国の現状や歴史、国際支援などを紹介した。

同館1階ホールには大型モニターが設置され、市内外から約30人が集まった。北原さんはテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って講演。市は東ティモールの東京五輪・パラリンピックのホストタウンとして登録されており、身近な国と伝えた。

新型コロナウイルスの状況については、感染症の影響で開発途上国の貧困がさらに深刻化する中、同国では封じ込めに成功し、「多くの国民が手洗いを重要視するようになったが、医療水準が低く、今後も注意が必要」と指摘した。

国際支援に関しては、人材育成のほか、道路や橋、空港などのインフラ整備を説明。生産技術の普及に向けて取り組む無農薬栽培のコーヒー豆にも触れ、「現地の人を育成し、自立して生産できるようにならなければ」と話した。

会場では、開発途上国の生産者を支援する「フェアトレード」の商品として、同国産コーヒー豆を販売。国際協力機構(JICA)シニア海外ボランティアOBの佐藤利春さん(58)=飯島町=が協力し、来場者に試飲を勧めていた。

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