ネットで町巡り 子育て世代移住促進 伊那市

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ヤギの体重を量る伊那小児童らをタブレット端末を使って撮影し、配信したオンラインツアー

伊那市は21日、市内への移住を希望する子育て世代を対象にした町巡りのイベント「オンラインツアー」を初めて行った。新型コロナウイルスの影響で地方移住への関心が高まる中、映像を通して情報や魅力を発信し、移住促進につなげる狙い。東京都を中心に、当初見込みを大きく上回る約330人が参加。インターネット上で同市伊那小学校など計4カ所とつながり、伸び伸びとした子どもの育ちや暮らしに触れた。

総合学習、総合活動を中核に据えた教育課程に先駆的に取り組む同校。学校の広場ではさまざまな動物を飼育し、2年智組の児童約30人がヤギ5匹の体重を量った。子ヤギが動き回るため、担任教諭とともに体重計に乗せ、小数点まで考えながら計算する姿も。友達と成長ぶりを確かめ、にぎやかな声を響かせた。

学校紹介では、福田弘彦校長(58)が60年以上にわたって通知表がない状況を説明。固定の時間割やチャイムもないとし、子どもの主体的な学習の創造を目指した教育活動について語った。

映像は市職員がタブレット端末で撮影し、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って配信。ツアーでは、同校に続いて天使幼稚園、通り町商店街、学校近くの賃貸アパートも巡った。

オンラインで参加した北海道在住の女性は「子どもたちが伸び伸びとしていて、地域の人たちも元気。商店街にいた移住者も笑顔で、受け入れる態勢が地域にあると感じた」と話した。

市地域創造課は「予想以上の反響があった。ウェブ上でも十分にまちの雰囲気を体感してもらえたので、次につなげていきたい」としている。10月には伊那西小などを巡るオンラインツアーを行う予定。

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