農水大臣賞の大平地区が受賞報告会 富士見町

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農林水産大臣賞の表彰状を手にする(右から)宮坂社長、三井区長、名取町長、河津社長=21日、富士見町役場

全国土地改良事業団体連合会主催の「農業農村整備優良地区コンクール」で昨年度、最高賞の農林水産大臣賞を受けた富士見町の大平地区は21日、名取重治町長を交えて町役場で受賞報告会を行った。基盤整備により農地の大区画化と汎用化を進め、農業と工業、観光が一体となった野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」を開設。地域と官民の連携で活力を生み出した点が評価された。受賞を喜び、一層の発展へ気持ちを新たにした。

地区内に野菜ジュース工場を持つカゴメと町、大平地区の3者が連携した事業で、県が主体となって区画整理や用排水路整備を実施。遊休農地を解消し、水田を高収益作物を生産できる農地へと転換した。昨年4月にレストランやショップを備え、収穫体験などができる観光施設をオープン。初年度は3万4000人を集客した。

カゴメが出資した法人「八ヶ岳みらい菜園」が整備後の農業の担い手となり、雇用を生み出してトマトやブロッコリーなどを栽培。町の農業生産額や農業雇用はともに増加しており、一連の事業による効果も大きいという。

報告会で名取町長は、地権者やカゴメ、県などの協力に感謝し、「皆が恩恵を受ける6次産業化のモデルのような事業だと自負している」と胸を張った。「地権者のまとまりに感謝したい」とは大平区の三井佑介区長。何らかの形で区民に受賞を報告する考えを示した。

同ファームの河津佳子社長は「より楽しい野菜のテーマパークに進化させたい。応援してくださる大平地区に、末永く貢献できるよう頑張っていく」と決意を新たに。同菜園の宮坂典利社長も「耕作しやすい土地になった。有効に使えるよう経営基盤を盤石にしていく」と語った。

3月に都内で授賞式が行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期が決まり、その後中止となった。こうした経緯を踏まえ、町に届いた表彰状を囲んで報告会を開いた。

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