島木赤彦文学賞・新人賞 下諏訪で表彰式

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島木赤彦文学賞を受賞した長瀬仁智さん(左)と新人賞の木沢文夫さん

島木赤彦研究会と下諏訪町は23日、「第22回島木赤彦文学賞・第20回島木赤彦文学新人賞」の表彰式を諏訪湖博物館・赤彦記念館で開いた。文学賞を受賞した長瀬仁智さん=松本市笹賀=と新人賞の木沢文夫さん=東京都世田谷区=に賞状を贈り、長年にわたる作品づくりの功績をたたえた。

長瀬さんは50年ほど前から短歌に親しみ、1985年には短歌結社「朝露社」に入った。受賞作「白根葵」は自身初の歌集で、昨年9月に出版した。審査員から「赤彦の本質的な創作意識を継承した作品」と評価された。

木沢さんは大学時代に短歌サークルなどで活動。都内で中学校の教諭を勤める傍ら、作品を作り続けた。受賞作の歌集「昨日も今日も明日も」は、「写生の秀歌を集めた味わいのある歌集である」との評価を審査員から得た。

賞状を受け取った長瀬さんは「農業をしつつ日常生活を詠み続けたご褒美。健康が許す限り詠み続けたい」。木沢さんは「見たものや感じたことを素直に詠み続けて賞につながった。うれしい」とあいさつした。

同賞は昨年、全国で出版、発売され、会員から推薦のあった歌集、研究などの作品が対象。同研究会会長で江戸川大学名誉教授の下平武治さんが「今年度は素朴、純粋、素直という赤彦が推奨した歌の世界を作り上げた作品が多かった」と話していた。

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