目指せ日本一 上農高生徒シクラメン栽培学ぶ

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「日本一のシクラメン」を目標に伊藤洋一さん(右から二人目)から栽培技術を学ぶ生徒たち

上伊那農業高校(南箕輪村)の生命探究科植物コースの3年生6人が、同校卒業生で元シクラメン栽培農家の伊藤洋一さん(68)=伊那市西箕輪=から、シクラメンの栽培技術を学んでいる。伊藤さんは「日本一のシクラメン」と称された農家で、教えを受ける生徒たちの目標も「日本一」の栽培だ。生育の状況は良好で、24日は仕上げ鉢への鉢替えをした。

同校では今年8種のシクラメンを各100鉢栽培している。生徒たちは外部講師の伊藤さんから苗の選び方や植え替えを実習。同日は最後の移植で、伊藤さんは「シクラメンは本来11月から翌年5月まで咲く。この時期に植え替えると家庭に届いたときの持ちが違う。次にこの鉢を受け取るのはお客さん。お客さんの顔を思い浮かべて植え替えよう」と呼び掛けた。

高校入試の受験の日、同校で初めてシクラメンを見て、この花を栽培したいと思ったという伊藤さん。在学中の3年間、シクラメン栽培を研究し、その成果は農業クラブの全国大会で発表した。生産者になってからは品評会で毎年のように最高賞を取り、「日本一のシクラメン」と評されてきた。

課題研究でシクラメンを取り上げる同コース3年の生徒は、夏休み中も学校に通い、肥培管理をしてきた。研究熱心で「日本一と言われた伊藤さんのシクラメンを復活させたい」と意気込む。伊藤さんは「50年以上になるシクラメン栽培で自分が経験してきたことを、少しでも高校生に伝えたい」と話している。

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