飯島氏ゆかりの「保村早稲」 黄金色の稲穂

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収穫した「保村早稲」の稲わらを車に積み込む未来いいじまの関係者

中世に飯島町一帯を治めた飯島氏にルーツがあるという埼玉県吉川市の飯島輝男さんが守り続ける吉川市の米の在来種「保村早稲」が、今年も飯島町で黄金色の稲穂を実らせた。大相撲の土俵作りをはじめわら細工を伝承する同町の企業「未来いいじま」が、飯島さんから種もみを昨年譲り受けて栽培を開始。2年目の今年は昨年の10倍の1ヘクタールで生産した。収穫した稲わらは、わら細工や相撲部屋の土俵に用いる。

吉川市の職人から大相撲の土俵作りを一昨年に引き継いだ未来いいじま。草丈が長く稲わらに最適な在来種が吉川市にあると紹介されて、偶然にも生産者の飯島さんと出会った。

保村早稲はコシヒカリと比べ収穫が半月ほど早く、草丈は30センチほど長い120センチ近くにまで成長する。茎が柔らかくわら細工に適しており、同社は今季も飯島氏が築城した同町本郷の飯島城跡周辺で栽培。24日から刈り取りが始まった。

飯島さんとは今も連絡を取り合っており、収穫した米を送る予定。同社取締役で米統括部長の塩澤正登さん(56)は「飯島氏発祥の地でこの米を育て、地域活性化につなげることが飯島さんへの恩返しになると思う」と話した。

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