「燈籠祭」今年は神事のみ 伊那市高遠町

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伊那市高遠町の鉾持神社の秋の例祭(9月23日)に合わせ、毎年、同22、23の両日に開く「燈籠祭(とうろうまつり)」は今年、新型コロナウイルスの影響で「高遠囃子(ばやし)」や山車の巡行を取りやめ、神事のみ行う。祭りの名物で、秋の城下町を彩るほおずき提灯も飾らない。主催は鉾持神社と市商工会、市観光協会。

燈籠祭は例年、22日に宵祭り、23日に本祭りの日程。高遠囃子は各町内会や有志団体の計6連のうち3連が1年交代で参加し、山車は本町と仲町に残る2台が巡行する。華やかなはやしの連や巨大な山車が練り歩く姿は圧巻。祭りの起源は不明だが、秋の風物詩として地元住民に長く愛されてきた行事で、市商工会は神事のみの実施は「かつてないことではないか」とする。

はやしと山車の中止は、10のはやし連や市商工会でつくる高遠囃子保存連絡協議会が7月上旬の会合で決定。練習時の「3密(密閉、密集、密接)」や県外からの観光客の往来を防ぐ狙い。北原富男協議会長(53)=桜町連会長=は「非常に残念だが、各地で行事や人の往来が自粛されている中、例年通りの開催は難しい」。今年のはやしは桜町連、婦人連、桜奏会連が参加予定だった。

同会合では、西高遠のご城下通り(本通り)に飾るほおずき提灯を町内統一でつるさないことも決めた。市商工会が依頼し、9町内会が参加する「子どもみこし」は町内会ごとに実施の判断をする。建福寺(西高遠)の西国三十三観音のライトアップも行わない。

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