伊那マツの「経木」 新ブランドで発売

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新ブランドで発売する経木を白鳥市長に披露するやまとわの中村社長(右)

木製品の製造・販売を手掛ける「やまとわ」(伊那市)が、伊那産アカマツ(伊那マツ)を使った日本伝統の包装材「経木」を商品化し、新ブランド「信州経木 Shiki」で販売を始めた。木を読み、加工する職人の目利きと熟練の技で復活させた商品で、自らも職人として開発に携わった中村博社長(51)は完成品を白鳥孝伊那市長に披露し、「1年半、究めて、究めてここまでたどり着いた」と話した。

「伊那市50年の森林ビジョン」の中で循環型地域社会の実現に向けて地域材の有効活用や二酸化炭素の排出削減に取り組む同市は、伊那マツの間伐材を使った経木の利活用を同社とともに研究している。26日は中村社長らが完成報告に市役所を訪問。白鳥市長は「この木目がいい。香りもある。これからどういう展開になるのか楽しみだ」と感想を伝えた。

海外展開を意識して「紙木」をローマ字表記したブランド名には、「敷き」や「織」「四季」の意味を込めている。中村社長は「経木は先輩方にすれば懐かしいものだが、30代の人には新商品。古いものでも知恵を出せばできるものはいっぱいある」と強調し、「パンを保存するときも包んで冷蔵庫に入れるだけで発酵を促し、うま味が増す。食事のときは経木を一枚敷くだけで料理に彩りが出る」と使い方を紹介した。

製品は「ロング」と「ショート」の2種類で、20枚入りと50枚入りを同社のオンラインショップなどで売り出す。現在の生産能力は1日当たり1000~4000枚で、今後は安定的に生産できる体制づくりを進めながら、販売店を増やしていく。経木を使ったタイアップ商品の開発にも取り組む。問い合わせは同社(電話0265・78・2121)へ。

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