伊那市若宮団地建て替え 高齢者向け住宅竣工

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高齢者向け住宅の完成を祝ってテープカットを行う関係者

伊那市は26日、市営住宅若宮団地高齢者向け住宅の竣工式を現地で開いた。老朽化した若宮団地の建て替え事業の一環で、高齢社会に対応した公営住宅として高齢者が元気で安心して暮らせるよう長屋をイメージした平屋造りとし、触れ合い、助け合いにより孤立化を防ぐとともに、共用スペースを設け、地域交流や世代間交流に活用できるようにした。市は引き続き、一般や若者・子育て世代向け住宅の建設、既存住宅のリフォームを進める計画だ。

若宮団地は1968年から78年にかけて建設され、老朽化が進んでいた。高齢者向け住宅は建て替え事業の第1弾として昨年9月に着工。木造平屋建てで、延べ床面積は約1100平方メートル。単身向け(1LDK、約33平方メートル)14戸、2人向け(2DK、約40平方メートル)6戸を設けた。

共用スペースは約180平方メートルを確保。畳コーナーやキッチンも備え、さまざまな交流に利用できる。敷地内には共同の畑も設ける予定で、野菜を育てたり、収穫した野菜を使って「子ども食堂」を開いたりする計画もある。

市50年の森林ビジョンに基づき、柱や内装に地域産材を使用するとともに、まきストーブやペレットボイラーを設置。木のぬくもりが感じられる住宅に仕上げた。

総事業費は約4億8700万円。設計・監理を環境計画、建築工事を西武建工、機械設備工事を清野建設、電気設備工事を林電機商会、ペレットボイラー設置工事を清野建設が請け負った。

竣工式には市、市議会、地元関係者ら約40人が出席。テープカットを行って完成を祝った。白鳥孝市長はあいさつで「高齢者が助け合って生活できる住宅にした。共用スペースも設け、子ども食堂に使えるようにしたい」と述べた。また、国道153号伊那バイパスなど周辺で進む道路整備に触れながら、引き続き建て替え事業に積極的に取り組んでいく考えを示した。

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