絵島の悲哀独演 飯島であす百鬼ゆめひな公演

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自作の等身大の絵島の人形と飯田美千香さん

飯島町本郷を拠点に活動する人形師飯田美千香さん(百鬼ゆめひな)の公演「絵島ものがたり」が29日午後2時から、飯島町文化館で開かれる。いいじま文化サロン主催。不自由なコロナ禍の中で一服の清涼剤になればと、想像を絶する生きざまをした女性の悲哀を幻想的に独演する。

昨年10月に伊那市で初演した演目で、歌舞伎役者との逢瀬を引き金に政争に巻き込まれて江戸城の大奥から高遠(現伊那市高遠町)に流されて生涯を閉じた絵島を描く。

華やかな江戸の暮らしから一転し、幽閉されて自由がなく読経のみを慰めにして生きた絵島。たんたんと耐え忍ぶ姿を美しい世界観で表現する。

「一生に一度の恋をした、せつない女性の恋心を感じてもらえれば」と飯田さん。今年は師匠の故岡本芳一さんの没後10年にあたり、師匠から受け継いだ自作の等身大人形を操る「一人劇」にかける思いも新たにしている。

「魂を込めた人形が主役で、私自身は最高の共演者でありたい」。作風の違いはあるが、生涯をかけて一人劇を創り上げた師匠への敬意は今も作品に込められる。

今回の公演は初めて出会った時に、地元の絵島の物語にスポットライトをいつか当てようと意気投合した高遠町を拠点に活動する男女デュオユニット「亀工房」が音楽を担当。打弦楽器とギターの音色で浮世の物語を演出する。

当日は新型コロナ対策にも配慮し、来場者には抽選で50人に信州里の菓工房(飯島町)の百鬼ゆめひなオリジナル上生菓子をプレゼントする。

入場料は前売り一般2000円、高校生以下1000円で当日はそれぞれ500円増。問い合わせは文化サロン事務局(電話0265・86・3111)へ。

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