演武奉納、思いはせ 旧御射山神社で例祭

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組太刀演武の奉納もあった旧御射山神社の例祭

諏訪市郊外の霧ケ峰高原にある旧御射山神社で27日、例祭があった。地権者の上桑原牧野農業協同組合(小松眞知男組合長)の関係者12人が参列。甲冑姿で組太刀を披露する演武も奉納し、五穀豊穣を祈りながら往時に思いをはせた。

一帯は諏訪明神信仰の要所で、江戸中期まで諏訪神社下社の御射山祭が行われた。中世には諸国の武将が集い、ススキで作った穂屋に5日間こもり、草で作ったシカの人形を矢で射る「草鹿」や相撲などで盛大に競ったとされる。

例年50人以上が参列して行っているが、今年は新型コロナウイルス感染症防止のため、規模を縮小した。神事は宮坂清宮司が祝詞をあげ、参列者がススキの穂を添えた玉串をささげた。宮坂宮司は「ここは諏訪信仰の原点でもある。いにしえの人たちの思いを感じてほしい」とあいさつした。

演武は新陰流兵法師範の三好妙心さん=茅野市北山=ら3人が祠の前で勇壮に型を披露した。

小松組合長は「今年も執り行えて良かった。伝統を引き継いでいくことはうれしくもあり、責務でもある」と話した。

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