企業と連携 最新技術でバス乗降調査 岡谷市

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岡谷市が民間企業と連携し、最新映像解析技術を活用した乗降調査の実証実験を行うシルキーバス(川岸線)

岡谷市は民間企業と連携し、映像解析技術を活用したバス乗降調査の実証実験に取り組む。バス車内に設置した画像による人物像分析システムを通じて、利用者のデータを取得するための乗降調査が可能かを見極める県内初の事業。市のコミュニティーバス「シルキーバス」の川岸線とやまびこ公園線を対象に9月24日から10月4日まで試行的にシステムを稼働させ、人の手による調査結果と比較しながら実用化の可能性を探る。

実証実験は県内市町村のまちづくりを支援する信州地域デザインセンター(UDC信州)、システムを開発した日本電気(NEC)、運行事業者のアルピコタクシーとの連携事業。市商業観光課によると、バスの利用促進について検討する中、相談先のUDC信州から最新技術を活用した乗降調査の紹介があり、システムの実用化を目指すNECの協力を得て実現した。

画像による人物像分析システムは来場者の人数や性別、年齢層、グループ属性などを瞬時に推定し、数値化して集計する機能がある。これまで商業施設やイベント会場など不特定多数が訪れる場所で利用されてきたが、揺れや振動のある車内での運用例はない。期間中は市職員による乗降調査も並行して行い、データの精度も確認する。

同課によると、バスの乗降調査は例年市職員が1週間ほどバスに乗り込み、利用者に聞き取りを行う「時間と手間のかかる作業」。システムが実用化されれば労力の削減だけでなく、継続的なデータ収集も可能になる。市は「新しい技術で簡単にデータを把握できれば、より利便性の高い公共交通が実現できる」とし、実態に即したダイヤ編成などへの活用を期待している。

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