白煙「見えた!」 伊那谷からの狼煙リレー

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諏訪地方では唯一、発煙筒を使って上げた「狼煙リレー」の煙

伊那谷と諏訪地域の住民でつくる「武田信玄狼煙会」は29日、下伊那、上伊那、諏訪を結ぶ恒例の「狼煙リレー」を実施した。諏訪地域では唯一、岡谷市湊の花岡城址で発煙筒をたいた。辰野町を経て塩尻市の「いの字山」から煙が上がると、花岡城址で待っていた関係者が「見えた、見えた」と喜んだ。

リレーで同城址を利用するのは今回が初めて。塩尻市側の住民有志の協力で今年は「いの字山」の稜線まで上がってもらったため、のろしが容易に確認できた。双眼鏡を手にして待ちわびていた関係者がたなびく煙を見つけたのは午前10時25分。「はっきりと分かった。やった」と喜ぶと、階段を下って発煙筒を設置した駐車場脇に移動。トタンを丸めて煙突のようにし、中に置いた発煙筒に点火して上がった煙は下諏訪町の桜ケ城址でもはっきり確認できた。「いの字山」では昨年、のろしを上げたのが中腹だったため、煙を十分に確認できなかった。それだけに関係者の喜びはひとしおだった。

午前10時に下伊那郡根羽村の杣路峠をスタ ートした「狼煙リレー」は午前10時31分に花岡城址で上がり、桜ケ城址で確認して今回のゴール地点に到達した。同会幹事長の秋山大一さん(61)=諏訪市末広=は「塩尻市からののろしを確実に目視できたことは大きな成果。皆さんの協力に感謝したい」と喜んだ。

信玄生誕500年に当たる2021年には長野、山梨をつなぐ「狼煙リレー」の計画が進んでいる。秋山さんは「成功に向けて弾みがついた」と手応えを感じた様子だった。地元花岡区の濱幹雄区長(67)は「地域同士が連携できるいいプロジェクトに参加させてもらった。花岡区でも区民に広がるよう事業に協力したい」と話した。

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