「自分ノート」あすから配布 伊那

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自分らしく生きるための思いを書き留める「自分ノート」

将来、老いや病気で医療や介護が必要になっても自分らしい生活を実現する-。そのために元気なときから自分の思いを書き留めておく「自分ノート」を伊那市在宅医療・介護連携推進協議会が作成した。在宅の介護保険サービス利用者でケアマネジャーが必要と判断した人に9月1日から配布する。人生の最終段階をどう生きるか、自分の考えを整理し、家族と話し合うきっかけとして活用してもらいたい考えだ。

いわゆるエンディングノートは亡くなるときや亡くなった後のことを決めておくイメージだが、「自分ノート」は書いている時点から先をどのように暮らしていくかを重視。もしものときのために自分が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医師と共有する「人生会議」を行うツールとして作った。

自分の性格、趣味、大切にしていること、不安に思っていること、家族への思い、現在の健康状態などを記入。また、病気で自分の思いを伝えることが困難になり、死期が迫った場合の延命治療や、認知症になり、自分で判断できなくなったときにどんな生活や生き方をしたいかを書くようになっている。

記入を強制するものではなく、遺言のような法的な効力はない。気軽に書き換えることもできる。

「おくすり手帳」と同じA6サイズで、おくすり手帳ホルダーとセットで配布し、保険証や診察券などと一緒に持ち歩けるようにした。今年度は500部作成。市のホームページにも掲載する。配布後の反応を見ながら来年度以降、内容の更新や対象者の拡大を検討する。

同協議会は「これからの人生をできるだけ不安なく、幸せに過ごすことができるよう自分ノートを書いてほしい」と話している。

同協議会は2016年に設立。医療、介護に関係する多職種で構成し、医療や介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるシステムの構築を目指している。

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