成虫発生数、今年も減少 ほたる祭り企画会議

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辰野町の「第72回信州辰野ほたる祭り」の企画会議は2日、町や商工観光関係者ら約30人が出席して町役場で開いた。新型コロナウイルス感染拡大を受けた祭り中止に伴う経過や収支決算、ほたる童謡公園(松尾峡)のゲンジボタル発生状況などを報告した。成虫発生数は、2002年に現行方法で観測を始めて以来2番目に少なく、春先の気候条件が整わなかったことが原因とした。

町のまとめだと、祭りを開催予定だった期間(6月13~21日)の成虫発生数は1万3454匹。近年で最少規模となった前年同期と比べても、さらに約4800匹減った。ピークは15日の2448匹。

町は発生減少の理由を「春先に気温が低く少雨の日が続いたため、幼虫の上陸数が極端に少なく、そのまま成虫の発生数に影響した」と分析。幼虫のえさのカワニナは例年よりも多かったといい「細かく状況を調べ、今後の保護育成に役立てたい」とした。

祭りの中止を受けた対応では、6月に松尾峡を1カ月間完全閉鎖したほか、観光サイトなどを通じて全国に感染症対策への協力を呼び掛けたと説明。祭りの歴史を顕彰する狙いで、2018年度町広報誌のシリーズ特集を冊子化した企画についても報告した。

大会長の武居保男町長は「表立ったイベントはできなかったが、多くの住民が祭りのない町を盛り上げようとさまざまに活動してくれた。皆さんの思いが希望となり、来年につながっていけば」と期待を述べた。

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