伊那北高100周年 日本フィルが校歌楽譜

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ピアノ用伴奏譜面で伊那北高校創立後初の混声四部合唱で校歌を歌う合唱部員ら

伊那北高校(伊那市)の創立100周年記念事業実行委員会は4日、日本フィルハーモニー交響楽団に作成を依頼し完成した校歌の楽譜(五線譜)を同校へ寄贈した。同校出身で日本フィル・マネージメントスタッフの山岸淳子さん=東京都=が同校を訪れ、ピアノ伴奏、吹奏楽、オーケストラ演奏に使う3種類の楽譜を生徒に贈呈。合唱部が新たな譜面で練習した混声四部合唱を披露し、生徒や教職員から大きな拍手が送られた。

校歌は旧制中学校時代の1927(昭和2)年に制定。譜面は洋数字で表記する「数字譜」で作成し、代々の音楽教諭が仮の五線譜に直して活用していた。今回100周年記念事業に日本フィルを招いた演奏会を企画する過程で、実行委員会が日本フィルで合唱指導を行う音楽家の富澤裕さんに正式な五線譜の作成を依頼していた。

実行委員会は新型コロナウイルス感染症対策で、今年度計画した譜面の寄贈を除く記念事業を来年度に先送りしている。この日の贈呈式で酒井茂実行委員長は「3年生にとっては、きょうの贈呈式が唯一の記念事業。思い出にしてほしい」とあいさつ。続いて同校出身のピアニスト平澤真希さん=伊那市在住=の伴奏に合わせ、合唱部員33人が校歌を歌った。

平澤さんは「ピアノの楽譜は『誰でも弾ける』という基本を抑えた素晴らしい仕上がり」と述べ、「部員も歌詞に合わせて抑揚を付けた歌い方で素晴らしかった」と評価した。合唱部の部長は「正式な楽譜で練習できるのでうれしい」と笑顔。合唱を間近で聞いた山岸さんも澄んだ歌声に「みんなすごくかっこよかった」と涙ぐんだ。

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