富士見駅前公園 複合施設建設を計画

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富士見町は、JR富士見駅前にある町の「富士見駅前公園」に、住民の交流や観光客らの憩いの拠点となる複合施設の建設を計画している。観光振興や駅前一帯の活性化などが狙いで、国の地方創生推進交付金も活用して整備する考え。ただ、公園は都市計画道路の予定地で、道路建設の際は建物を取り壊すことになる。町は町議会9月定例会に建設関連の事業費を盛った一般会計補正予算案を提出したい考えだが、将来的に取り壊しもあり得る施設への公金投入は議論を呼びそうだ。

町によると施設は平屋建て約165平方メートルで、町の観光案内所と土産物販売、レストランなどを取り込む。事業費は約4500万~5000万円を見込み、地方創生交付金と町費各1250万円を充てる。残りは出店する民間企業の自己資金を見込む。

事業実施に向け、近く地元の富士見、富里両区で住民説明会を開く予定だ。

駅前にこうした施設を建設したり、店舗の進出を望む声は地元にもかねてからある。しかし、都市計画が店舗の建て替えや新規出店を阻む要因となっている面もあるため、住民からは「駅前全体の在り方の見直しから取り組むべき」との声や、「JR富士見駅舎の活用を」といった代替案も聞かれる。

都市計画道路は1992年に決定したが、区画整理に対する地元住民の強い反対でとん挫。2011年から3年がかりで見直し、再び計画推進の重要路線と位置付けられた。県道役場通り線(通称)と県道乙事富士見線との交差点から駅前を通り、国道20号に向かう。

小林一彦町長は、「立ち退きのリスクはあるが、観光客や若者のために少しでも早く駅前に明るさを取り戻したい」と施設の必要性を強調。「出店企業にも立ち退きの可能性があることを前提条件にしていただく。都市計画の事業実施には時間がかかる。その間、駅前の活性化を遅らせるわけにゆかない」と話している。

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