2020年9月8日付

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日本の子どもの幸福度は最低水準-。国連児童基金(ユニセフ)が3日に公表した先進・新興国38カ国の幸福度ランキングに基づいて新聞やテレビが報じたものである。無論、そんな順位だけでは判断できない部分もあるが、親としては少々気になる▼ランキングでは「身体的健康」は1位だった一方、「精神的な幸福度」は37位、「スキル」は27位にとどまった。経済的には比較的恵まれているものの、幸福感は低いということなのだろう。その理由について、専門家は学校でのいじめや偏差値偏重による受験戦争を指摘していた▼もっとも、「親の背を見て子は育つ」「子は親を映す鏡」といった言葉がある通り子どもは親の投影とも言える。身近なロールモデル(手本、模範)である親が幸せそうに生きていたら子どもも幸せな人生観を育むことができるだろう▼だが、現実はそうはなっていないということではないか。まずは大人自身が幸せを感じ、生きることの素晴らしさを子どもたちに見せていく。そんな社会をつくっていくことが先決だろう▼こうした国際比較では日本の順位が思ったほど高くないことがしばしば見受けられる。学力や教育予算、女性の活躍度など。安倍首相の辞任表明を受け、事実上の首相を選ぶ自民党総裁選が行われる。当面の課題はコロナ対策だろうが、新しいリーダーには誰もが幸せを実感できる国づくりを期待したい。

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