「ぐるっとタクシー」全域へ 伊那市方針

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伊那市の白鳥孝市長は8日の市議会9月定例会一般質問で、人工知能(AI)を活用した自動配車乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の運行エリアを2022年までに市内全域に拡大する方針を明らかにした。今年4月から天竜川西側地域で本格運行がスタートし、運行エリアの拡大を求める声が高まっていることから、できるだけ早期の実現を目指す。三澤俊明氏の質問に答えた。

ぐるっとタクシーは、乗車予約を受けると最も効率の良いルートを判断し、タブレット端末を通じて運転手に知らせる仕組み。複数の利用者を順次乗せながらそれぞれの目的地に向かう。玄関先から玄関先まで送迎する「ドア・ツー・ドア」の利便性の高い公共交通サービスとして期待されている。

三澤氏は国道153号伊那バイパスの工事が進む同市北部の天竜川東側地域の公共交通に関し、伊那地域定住自立圏事業として同市、箕輪町、南箕輪村が共同運行するバス路線「伊那本線」のルートに追加するよう要望。これに対し、白鳥市長は「新しくできる道を通ってくると南箕輪村のほぼすべてのバス停を通らないことになる。定住自立圏の事業として成り立たず、難しい」と指摘した。

その上で、ぐるっとタクシーについて「運行区域を早く市内全域へ拡大してほしいという話が出ている。市としては重複を避ける意味からも従来の伊那本線のルートに加えて、ぐるっとタクシーで市域をカバーしたい」と説明。22年までに長谷、高遠町地区を含めた市内全域に拡大する方針を示した。

市企画部によると、来年度以降、天竜川東側地域にも順次運行エリアを広げていく考え。市長は「一日も早く拡大してほしい希望が非常に強い」と改めて強調し、「どの程度前倒しできるか検討したい」と述べた。

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