農業大会中止 上農高に農水大臣から激励状

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激励状を手にする上伊那農業高校農業クラブの北原涼香会長(前列中央)と柿木大虎副会長(同左)、六波羅未来副会長(同右)

「農業高校の甲子園」とも称される日本学校農業クラブ全国大会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されたことを受けて、農水大臣が全国の農業高校に贈っている激励状が、上伊那農業高校(南箕輪村)にも届いた。伝達式は10日に行われ、代表して受け取った同校農業クラブ会長の北原涼香さん(18)は「大会がなくなってしまったことは残念だけれど、だからこそできることもある」と述べ、クラブ員の交流のための新たな企画を披露した。

関東農政局長野支局の石野浩三支局長が同校を訪問し、「上伊那農業高校は毎年のように全国大会に出ている高校なので、後輩に伝統をつないでほしい」と述べ、激励状を伝達した。同校からは農業クラブの正副会長が出席。北原さんは「後輩には大会を頑張ることはもちろん、大会がなくてもできる活動をしっかり受け継いでほしいと伝える」と応じた。

第71回の全国大会は10月21、22日に静岡県内で開催予定だったが6月に中止が決まり、予選に当たるブロック大会や都道府県大会もなくなって、高校生たちは発表や力試しの機会を失っていた。農水省は全国大会の後援団体の一つで、最高賞として大臣賞を贈っていることもあり、「残念な気持ちを抱えながらも農業クラブ活動を続けている高校生を励まし、日本の農業の担い手としての成長を期待したい」と、全国の農業高校に激励状を届けている。

上伊那農業高校の農業クラブには全校生徒が所属する。発表の機会を失ったクラブ員たちは校内でできる事業を計画。校内の農場の一部を借りて野沢菜や大根を作り、おやきを作って交流しようと準備を始めている。

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