国内外へ発信を 伊那の観光魅力プラン検討会

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アドベンチャーツーリズムのプラン作成に向けて課題を話し合う参加者=伊那市生涯学習センター

上伊那地方の観光振興に携わる長野伊那谷観光局(伊那市)は今年度、県観光機構と連携し、新型コロナウイルス感染症の収束後に海外からの旅行者を増やす目的の国の事業「アドベンチャーツーリズムコンテンツ造成事業」に着手した。11日には上伊那地方を中心に県内各地で観光に携わる人たちが出席した第1回検討会とワークショップを同市生涯学習センターで開き、アドベンチャーツーリズムの理念を学び、旅行プラン作成に向けた話し合いを行った。

アドベンチャーツーリズムは、自然を利用した野外活動や、その土地特有の生活スタイル、食、人との会話などに触れる内容を計画に盛り込んだ体験型旅行。国内でもコロナ禍以前は北海道などで需要が拡大し始めていたという。

今年度の事業対象は、伊那谷と新潟県妙高地域で、今後検討会やモニターツアー(10月)を実施した後、来年2月をめどに具体的な旅行商品をつくり、コロナ禍収束後には欧米や豪州の旅行者に情報発信する。伊那谷では中央、南両アルプスのトレッキングやマウンテンバイク、パラグライダー体験、郷土料理の調理や食の体験、民泊などを盛り込んだプランになる見込み。

この日の検討会には関係者約45人が出席。講演では日本アドベンチャーツーリズム協議会の山下真輝理事がアドベンチャーツーリズムについて「冒険というより、自分の人生を豊かにする上質な時間を過ごす旅という意味合いが強い」と説明。「この旅の愛好者は旅先での異文化交流や体験活動を軸に『どんな経験ができるか』を重視する」と旅行商品化への要点を伝えた。

長野伊那谷観光局の中村英二事務局長は「今年のうちから世界に通用するプランを開発し、来年、再来年に発信できるよう準備したい」とし、「良質なプランは外国人ばかりでなく日本人にも通用するはず。皆さんの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

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